乳癌が再発する原因って
乳癌の手術によって癌の腫瘍を完全に取り除くことができれば、
再発の心配はないといっても過言ではないですけど、
中には、どんな検査も潜り抜けてしまうがん細胞がある言われています。
乳癌の再発はいつ？
手術後から2〜3年以内または5年前後に起こることが多く
人によっては、10年後・20年後に再発をする場合もあります。
乳癌初期では、どんな小さながん細胞でもつぶしていくような治療法を
行っていきます。
手術によるがん細胞の摘出をした後、放射線治療によって癌細胞周辺の
細胞をたたきつぶしていくイメージです。何年した後に画像検査でわかるくらいの
大きさになって見つかることがあるんです。
それが再発というんです。
乳癌の局所再発と遠隔転移
局所再発
乳癌の腫瘍摘出手術をした後、完全に取り切れず残っていたがん細胞が
手術した箇所の皮膚やリンパ節に現れること
遠隔転移
乳癌ができた乳房から離れた場所にできた癌のことです。
乳癌は、骨・肺・肝臓・脳などに転移することが多いと
言われています。
でも。いきなり転移するというわけでなく、初めてできた乳房の乳腺から
リンパ節を通り、骨・肺・肝臓・脳といった他の臓器に転移していく
と考えられています。
再発・転移を早期発見するためには、定期検査が
必要不可欠です。
手術後の胸の痛みはなに？
手術で癌の腫瘍を取り除いたとはいえ、胸に痛みがあると
すぐに再発？？なのではないか？と不安になってしまいますよね。
私も手術後4年が経過していますが何度も何度も胸の痛みがあり、
定期健診の際に痛みがあると何度言ったことか・・・
痛みは、ずっと続くものではなく痛くなったり、痛くなくなったりを
繰り返す。
乳癌は、痛みを感じないという医師も多い。
でも私は、乳癌と診断されたとき痛みがあったので
痛み＝再発と考えてしまう。
痛みの種類とは
乳房切除後疼痛症候群（PMPS）
手術箇所の乳房から脇の下や腕にかけて
“ヒリヒリ”“チクチク”という慢性的な痛みがある。
原因は明らかじゃないが、手術・放射線療法・化学療法による
神経障害と考えられている。
痛みが強いときは、塗るタイプの痛み止めやロキソニン等の痛みを服用する。
骨粗しょう症
手術後の胸部のジョイント部分に強い痛みを感じる。
これは更年期に見られる骨粗しょう症によって骨が
少し溶けていると考えられている。
骨粗しょう症を予防する（ラロキシフェン）薬で痛みが軽減した。
乳癌の手術で癌細胞を取り除いても、再発・転移という目に見えない
恐怖におびえる毎日。
でも、自分の身体。癌を患った体をいたわり、自分らしく生きることが
大切だと最近思うようになってきました。
関連ページ
- 乳癌初期の保険適用治療とは？
- 乳癌検診が再検査となり、もしも自分が乳がんだったら・・・どのくらいの費用がかかるのか？とても気になりますよね。乳がん初期の私が支払った費用をお教えします。
- 病理所見と診断書が違っていた
- 乳癌にも『非浸潤がん』『浸潤がん』があり、『浸潤がん』は、もさらに特徴に応じた組織診断名に分けられる。特徴に応じた組織診断名とは・・・
- 他の癌と比べると予後がいい
- 乳癌の腫瘍を摘出したとはいえ、消えないのが再発、転移の可能性・・・乳癌はほかの癌と比べると『予後がよい』とされている癌です。他の臓器に転移した時の症状とは・・・
- 乳癌になっても入れる保険
- 一度乳がんと診断されるともう保険には入れないんじゃないか？と思っていませんか？実は、手術後の経過時期やその後の治療経緯に応じて入れる保険があります。万が一の再発・転移に備えて治療の選択肢を広めませんか？
- 乳癌の再発転移
- 乳癌のしこり摘出手術・放射線治療を終えてホルモン治療を行いながら経過観察している場合、3ヶ月ペースで診察へ行きます。その時必ず行うのが血液検査。実は、この血液検査で乳がんの再発や転移がわかる。
- 乳がん再発の症状
- 乳癌治療をしているにも関わらず腫瘍摘出した部分に痛みを感じる・・・もしかして再発？と思って不安で頭がいっぱいになってしまうこともある。楽しい時間を過ごしていてもふとした時に「あ！私乳癌だった」と思いだして、再発を恐れる日々が続き・・・
- 乳癌再発芸能人
- 乳癌の治療が少し落ちつくと、襲ってくるのが『乳癌再発・転移』への恐怖。定期検診は行っているもののその恐怖と不安は計り知れない。 再発を乗り越えて元気に頑張っている芸能人の方に勇気をもらおう！！
- 乳癌は完治するのか？
- 早期発見早期治療をすれば乳癌は完治するというが表現が少し間違っている・・・ 乳癌は腫瘍を取ればすぐに完治するものではなくある程度、状態を見守る期間が必要なんです。完治と言われる期間は何年なのか？
- 乳癌手術数ランキング
- 乳癌の手術数が多い病院をランキング形式で詳しくご紹介します。病院選びの参考にしてくださいね。