乳癌のホルモン治療ってなぜ行うの?
手術でしこりを取り除いたのだから、乳がんの治療は
終わりとも思いますけど、手術後再発防止のために
ホルモン治療を行うのが一般的です。
私の場合は、乳癌の腫瘍摘出手術後、
一週間後くらいからホルモン治療を始めました。
現在も継続中・・・
女性ホルモンの一つエストロゲンの影響によって
ガン細胞が分裂・増殖します。
エストロゲンが乳がん細胞の中にあるエストロゲン受容体と
結びついてガン細胞の増殖を促進させてしまうんです。
ホルモン治療法は薬を用いてエストロゲンのが受容体と
結合するのを阻止し、ガン細胞の増殖を抑える
働きがあります。
癌治療で用いられる抗がん剤と比較すると、作用も穏やかで
副作用が現れにくいのが特徴。
でも、ホルモン治療法は、ホルモン感受性乳がんに効果的です。
ホルモン治療が可能かどうかは、ガン細胞の中にあるホルモン受容体の
量を調べればわかります。
『ホルモン治療法に使われる薬』
ホルモン治療法に使われる薬としては、閉経前と
閉経後に使い分けられます。
【閉経前】
抗エストロゲン薬のタモキシフェン(商品名 ノルバデックス)
LH-RHアゴニスト製剤(注射薬)
【閉経後】
抗エストロゲン薬タモキシフェン(商品名 ノルバデックス)
アロマターゼ阻害薬アナストロゾール(商品名 アリミデックス)
エキセメスタン(商品名 アロマシン)
レトロゾール(商品名 フェマーラ)
抗エストロゲン薬(注射薬)
ちなみに私が使っていのは抗エストロゲン薬のタモキシフェン
(商品名 ノルバデックス)です。
注射は、1ヶ月に一回の投与でいいので手軽で
いいのですが、薬の作用が効きすぎてしまうような感じが
して私は、毎日1回ののみ薬を投与しています。
ホルモン治療が効かない乳癌
ホルモン治療が効かない乳がんは、トリプルネガティブ
という乳癌です。
トリプルネガティブ乳がんは、「エストロゲン」「プロゲステロン」の
2種類の女性ホルモンの受容体がないのでホルモン治療が
効かない。
そのため、術前化学療法が重要だと言われていて、術前化学療法
の効果が予後を左右するとも言われている。
手術の前に抗がん剤を使った化学療法を行っていくようです。
以前は、乳癌の中でもトリプルネガティブは悪性で予後が悪い
ため、治療法がないともされてきましたけど、医学の進歩によって
多くの治療法が発見されているようですよ!!
乳癌のホルモン治療ってなぜ行うのか?記事一覧
乳癌というのは・・・女性ホルモンの一つエストロゲンの影響によってガン細胞が分裂・増殖します。エストロゲンが乳がん細胞の中にあるエストロゲン受容体と結びついてガン細胞の増殖を促進させてしまうんです。ホルモン治療法は薬を用いてエストロゲンのが受容体と結合するのを阻止し、ガン細胞の増殖を抑える働きがあります。ホルモン治療は、癌治療で用いられる抗がん剤と比較すると、作用も穏やかで副作用が現れにくいのが特徴...
今は、1日1回のノルバデックス錠20mgジェネリックの場合は、タキシフェン錠20mgを処方して毎朝服用しています。 ↑ノルバデックス錠20mg ↑タキシフェン錠20mgこの薬で女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌を抑えてがん細胞の増殖を抑えてくれる働きがあります。そのため、再発・転移を防ぐことが可能です。私の場合は、5年間服用することになっています。たまのみ忘れちゃう時もありますけど...
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